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前に友達と泊まったホテル、もう一度予約しようとしたら料金が全然違ってました。
なんでですか?
宿泊する日にちによって、ホテルが料金を変動させているからですね。
なぜこのようなことをするのか解説しますね!
ホテルの料金が変動する理由
結論からいうと、在庫の増減ができない代わりに宿泊料金を増減させて、利益を上げているからです。
たとえば、ゴールデンウィークなどの長期休暇に旅行する人は多いですよね。
ホテルにとっても、旅行客が増えるゴールデンウィークは一番の稼ぎ時です。
でも旅行客がたくさん泊まるからといって、100室のホテルがいきなり200室にできるかというと、それは無理な話ですよね。
もしこれがケーキ屋の話であれば、クリスマスなどの需要が高い日に合わせて、あらかじめ在庫を増やしておけるでしょう。
一方ホテルはケーキ屋のように需要があるからといって、その度に客室を増改築することはできません。
そのため、需要がある日には在庫ではなく宿泊料金を上げて利益を確保し、逆に需要がない日は宿泊料金を下げ常に利益が出るよう調整しているのです。
ちなみに、tomokoさんが今度ホテルに泊まる理由って何ですか?
大好きなアーティストがドームでコンサートをするんです!
なるほど、イベントによる需要が値上げの原因ですね。
イベント需要による宿泊が見込めるため、ホテルも料金を上げて利益を上げようとしているのです!
何か足元見られているようでイヤだなあ
ホテルも慈善事業じゃなくて、一企業ですからね。
会社である以上、利益を上げるのは当然です!
また、上記のようなイベントだけではなく、曜日によっても料金は変動します。
たとえば一般的なビジネスホテルなら、一番安いのが日曜日で次に安いのが月曜日という傾向があります。
ビジネスホテルのメインターゲットは、出張するサラリーマンです。
日曜日にビジネスホテルに泊まるサラリーマンは少ないでしょうし、休み明けの月曜日からいきなり出張に行くサラリーマンも少ないと考えられます。
では、週末の土曜日はどうでしょうか?
土曜日は出張で利用する宿泊客はほとんどいないでしょう。
したがってビジネスホテルの場合、出張客が少ない週末はレジャー客をターゲットにしています。
また、京都・沖縄・北海道といった観光地にあるホテルは、季節によって料金を変動させているケースもあります。(主にレジャー系のホテル)
京都なら紅葉の秋、沖縄ならマリンレジャーの夏、北海道ならウインタースポーツの冬といった具合ですね。
つまり「宿泊料金が安くなる日=宿泊の需要が低い日」で、「宿泊料金が高い日=宿泊の需要が高い日」ということです。
ホテルに安く泊まるためには、まずこれらの料金が変動する理由を知っておく必要があります。
ではこれらの理由を知った上で、次はどうやって安くホテルに泊まれるか、具体的に解説しますね。
安く泊まる方法① ネット経由で予約する
ホテルを予約する手段としては、主に3つあります。
①旅行代理店を通して予約
②電話またはホテルのフロントで直接予約
③ネット予約
元ホテルの支配人である自分が断言すると、一番安く予約できる方法は③の「ネット予約」です。
③のネット予約のみ、他の2つとは決定的に違う所があります。
それは、③のみがスタッフではなく「自分自身で予約している」のです。
①は旅行代理店のスタッフが、②はホテルのスタッフがそれぞれ予約客の情報を聞いて、代わりに予約情報を登録します。
一方ネット予約の場合は、宿泊客が自分自身で予約情報を登録します。
つまりホテル側で「予約入力する」という手間がかかっていない分、ネット予約の方が宿泊料金を安くできるのです。
注意点:ネット予約する時は、まず〇〇を見る
なんだろう・・・
料金比較サイトですか?
その前にまず見てほしいのがホテルのオフィシャルサイトですね!
「トリバゴ」や「トラベルコ」などの料金比較サイトを使うのも有効ですが、以下のようなデメリットもあります。
・サイトによって、税サ込と税サ別が混合する場合があり総額を把握しづらい
・オフィシャルサイトの料金が表示されない
旅行会社を通して予約が入った場合、ホテル側が旅行会社に手数料を支払う必要があります。旅行会社に支払う手数料は、ホテルにとって大きな支出です。
オフィシャルサイト経由なら手数料がかからない分、料金を安くできます。
加えてオフィシャルサイトなら宿泊料金が安いだけではなく、滞在時間の延長などオフィシャルサイト限定の特典が付くこともあります。
安く泊まる方法② 早く予約する
宿泊日が確定したら、早めに予約を入れることで安く宿泊できます。
基本的にホテルの宿泊料金は、当日に近づけば近づくほど、高くなる傾向にあります。
なぜなら、当日に近づくほど宿泊の需要が上がるため。
宿泊需要が高い→宿泊料金は高い
宿泊需要が低い→宿泊料金は安い
上記の通り、需要が高くなる前に早めに予約するのがポイント。
ホテルによっては「早割プラン」などの割引プランも用意されていますので、有効に活用しましょう。
ただし需要が高いと予測できる日(GWなど)は、最初から高値で設定されています
ホテルは空気を泊めていても1円にもなりません。一番収益が得られる形で満室にするのが理想です。
確かに10円で販売したらきっと満室でしょうが、それじゃ赤字ですよね
またホテルにとって直前に多くの空室を抱えることは、適切な販売方法とはいえません。
1ヶ月前、半月前、1週間前、3日前と宿泊料金を調整しながら徐々に空室を埋めていき、当日に満室となるのが理想です。(レジャーホテルなど例外もあります)
「ホテルの客室販売の考え方」
・1ヶ月前に満室になった→需要が高い日なのに料金を安くしすぎた→✕
・当日に多くの空室を抱えてしまった→料金が高すぎて売れ残った→✕
・早く満室にならないように段階的に料金を調整し、当日に満室となった→◯
でも、たまに当日の方が料金安くなったりしていることありません?
恐らく当日までに空室を捌けなかったため、仕方なく料金を下げてるパターンですね
当日に多くの空室を残してしまい、仕方なく値下げしているホテルをよく見かけます。
しかしこの方法だと宿泊客から「どうせ当日に安くなる」と思われてしまい、ますます当日にならないと部屋が売れなくなります。
またせっかく値下げ前に予約してくれた人が損するため、顧客満足度の低下にもつながるでしょう。
需要に合わせて適切な料金で売るって、すごく難しそう・・・
業界用語でレベニューマネジメントといいますが、これを解説すると固い内容になるので割愛します(笑)
安く泊まる方法③ セールを利用する
各OTAではいわゆるバーゲンセール的なものが開催されおり、セールを活用することでオトクに宿泊できます。
セール期間中は大幅に宿泊代金が値引きされますので、各OTA毎のイベントの時期と内容をチェックしておきましょう。
すべてのOTAを紹介するとかなりの長文になるので、ここではポピュラーな「楽天トラベル」と「じゃらんnet」「Yahoo!トラベル(ヤフートラベル)」のセールを紹介します。
OTA(Online Travel Agent)
インターネット上のみで取引を実施する旅行会社のこと。
楽天トラベル、じゃらんnet、Yahoo!トラベル(ヤフートラベル)、Booking.comなどが有名。
楽天トラベル「楽天スーパーセール」
基本的には、3の倍数の月にセールが開催されています。(2021年3月時点)
何と言っても割引率50%などのスーパーセール限定のクーポンが魅力で、期間限定の割引プランも販売されます。
ただし全てのホテルがスーパーセールに参画している訳ではなく、参画していないホテルに関しては特典がない場合もありますので、予約する前に確認が必要です。
詳しい情報については、【楽天トラベル】にてご確認ください。
じゃらんnet「じゃらんスペシャルウィーク」
じゃらんnetが、2019年より開催しているビッグセールです。
こちらは楽天スーパーセールとは違い、具体的に開催される時期は明確になっていません。
しかし、じゃらんnetと楽天トラベルが悟空とベジータのようなライバル関係にあることを考えると、じゃらんスペシャルウィークは楽天スーパーセールと同時期に開催されると予想できます。
楽天スーパーセールと同様に、ビッグセールならではのオトクなクーポンが配布されたり、セール時期限定の宿泊プランが販売されたりします。
ただしこちらもセールに参画していないホテルがありますので、そこは注意が必要です。
詳しい情報については、【じゃらんnet】にてご確認ください。
Yahoo!トラベル(ヤフートラベル)「季節限定セール」
ヤフートラベルは、季節ごとに「季節限定セール」を開催しており、限定セールを利用することでオトクに宿泊できます。
元ホテル支配人である自分がおすすめする狙い目は、6月から8月にかけて開催される「夏旅セール」ですね!
夏旅セールはホテルや旅館、貸別荘といったさまざまなジャンルの宿泊施設が対象となる上に、ポイント還元率が最大20%近くになることもあるためです!
さらに宿ごとに使える「宿クーポン」を併用すれば、よりオトクに宿泊できますよ。
詳しいセール情報については、【ヤフートラベル】にてご確認ください。
まとめ
ここまで、ホテルの宿泊料金が変動する理由と、その理由を踏まえた上でホテルに安く泊まる方法を紹介してきました。
最後にもう一度、内容をまとめます。
〜料金が変動する主な理由〜
「ホテルは一日に販売できる客室数に上限があるため、宿泊料金を増減させることで利益を上げている」
〜安く泊まる方法〜
・「宿泊需要が低い=ホテルが安くなる」ことを理解し、その上で下記の方法を使う
・安く泊まりたいなら、必ずネット予約をする
・早めに予約する
・まずオフィシャルサイトをチェックする
・料金比較サイトは消費税・サービスに料も含めた総額に注意する
・各サイトのセールを活用する
宿泊の需要が低い時に、オフィシャルサイト経由で予約する。
セールがある時期は、セールも上手く活用する。
これで完璧ですね!
もちろんホテルは宿泊料金が全てではないですが、それでも安く泊まれた方がいいですよね!