ホテルの夜勤アルバイトをしたいのですが、よくキツイということを耳にします、、、
ホテルの夜勤アルバイトがキツイかどうかは、そのホテルの特性や個人の状態にもよります。
場合によってはかなりオススメできるので、参考にしてみてください
自分はホテルマンになって以降、5〜6年以上は夜勤メインで働いていましたので、夜勤のメリットもデメリットも分かります。
結論、続く人はずっと続くし、続かない人はすぐに辞めてしまうのが、ホテルでの夜勤アルバイトです。
10年以上働いている夜勤スタッフも、自分の知り合いにはいます。
その人いわく、こんなにオイシイ仕事はないと言っています。
反面、夜勤が嫌ですぐ辞めた人も知っています。
経験を元に、ホテルの夜勤について説明していきますので、参考にしてみてくださいね。
仕事の内容は事務作業が中心
ホテルのアルバイトというと、フロントカウンターでチェックインをしたり、電話対応をしたりというのを想像したりするかと思います。
しかし、夜勤アルバイトというのは、どちらかといえばフロントのバックヤードにて、PCメインで事務作業している時間が多いです。
その日の売上を集計したり、翌日の予約内容をチェックしたり、請求書を作ったり、朝食券を準備したりなどがあります。
ホテルによっては、朝食会場の設営や準備も行います。
深夜なので、基本的に電話はなりませんし、チェックインに来るお客様もほとんどいません。
ただし、繁華街にあるようなホテルに関しては、逆に深夜の方が忙しかったり、トラブル対応に巻き込まれたりする可能性があります。
極端な例を出すと、歌舞伎町のど真ん中にあるようなホテルだと、夜勤の方が忙しかったりします。
したがって、アルバイトの面接をする前に実際に希望しているホテルに足を運んでみましょう。
「立地はどうなのか」「夜間にロビーが混雑していないか」などを確認しておくことをオススメします。
出勤から退勤までの流れ
実際に私がホテルの夜勤で働いていた時は、22時〜翌朝8時がメインでした。
とある一日の流れは以下の通り。
基本的に一番ヒマなのが日曜日、忙しいのは金曜と土曜でした。
金曜に関しては、飲み会後のウォークイン(予約なしで直接ホテルに来ること)や空室の問い合わせが深夜になっても続く場合があります。
土曜日に関しては、レジャー客で満室になることが多く、そうなるとヒマになる時間どころか、休憩もままならない事があります。
もちろん休憩ナシは労働基準法違反ですので、もし休憩ナシが常態化しているようなホテルだった場合、すぐに辞めましょう。
休憩時間に働いても、その分の給料は出ません。
ブラックな所で我慢して働くスタッフがいるからこそ、ブラック企業は成り立っているのです。
ブラック企業で我慢して働くということは、ブラック企業の後押しをしているのと変わりません。
少し話がそれましたが、だいたいこのような流れで勤務していました。
こんな人は向いている
夜型でも平気な人
人間は基本的に、朝起きて夜寝るようにできています。
しかし、すでに夜ふかしが常態化していて、体が夜型になっている人もいるかと思います。
夜型の人であれば、ぜひオススメできる仕事です。
また、22時〜翌5時までは、深夜手当で時給が25%増になります。
同じ時間で昼間に働いている人と比べると、これはかなりオトクです!
ただし、夜勤は長年続けると寿命が縮むといわれていますので、無理せず体調を崩さないように働いて下さい。
そういう意味では、健康に自信がある人もオススメです。
ただし、例え今が健康であっても、長年夜勤を続けることで不健康になる人もいます。
日頃の食生活や運動不足には、より一層気を配る必要があります。
仕事よりもお金よりも、健康が一番ですからね。
健康に犠牲を払っている分、深夜手当なるものが労働基準法で定められているのです。
この辺りのことを留意した上で、夜勤をするかどうかを判断して下さいね。
事務作業が苦ではない人
夜勤の仕事のほとんどは、事務所のバックヤードにこもっての事務作業が中心です。
特に予約の確認作業などは、間違えるとスタッフはもちろんお客様に迷惑がかかるので、慎重にこなす必要があります。
また売上の集計など数字も多く扱いますので、そういった作業が苦でない人ならオススメします。
こんな人は合わないかも
夜起きておくのがツライ人
これは言うまでもないかもしれませんが、朝型の人にはオススメできません。
もし朝型であれば、アルバイトを始める前に、日中に寝て夜間に起きておくということを何日か試してみてください。
その結果、やっぱりツライというのであれば、無理せず昼間のアルバイトを探しましょう。
接客メインで働きたい人
ホテルでの接客メインで働きたいという人にも、オススメできません。
というのも、ホテルによっては、出勤して全くお客様と接する機会のないまま、退勤してしまうという場合もあります。
また、夜遅くにチェックインするお客様は、一秒でも早く部屋で寝たいという人がほとんどです。
したがって、こちらはスピーディーにチェックインの手続きをこなすのが役目ですので、そこにお客様との談笑などは求められていません。
お客様とのコミュニケーションを通して、接客技術を磨きたいいう人は、日勤スタッフで勤務することをオススメします。
友達が多く、プライベートの予定が多い人
ホテルの夜勤でアルバイトを始めると、プライベートの予定に支障が出ることも頭に入れておく必要があります。
みんなが仕事が終わって飲みに行く頃に、自分は出勤の準備を始め、みんなが朝起きて会社や学校に行く頃に、自分は退勤して家でシャワーを浴びて寝る、という生活になります。
夜勤明けにそのまま友人と遊びにいくような人もいますが、午後や夕方には睡魔に襲われます。
とてもそこから飲みにいけるようなテンションにはなれません。
プライベートでの予定が多い人は、周囲と生活リズムが合わないせいでストレスが溜まるでしょう。
まとめ
ここまでホテルの夜勤アルバイトでの仕事の流れと、向き不向きの判断基準を紹介してきました。
最後にもう一度、内容をまとめます。
「下記の条件に当てはまる人ならオススメ」
・夜型の人間
・健康管理ができる
・接客よりも事務作業が好き
・プライベートの予定が少ない
ホテルの夜勤でアルバイトというのは、向いている人はとことん向いているし、向いていない人にはとことん向かない仕事だといえますね!
向いていない人にとっては、かなりキツイということですね、、、
参考になりました!