ホテルの予約っていつからできるんですか?
宿泊日の1年前から予約できるホテルもありますよ!
じゃあ何日前が安いとかはありますか?たとえば、3日前なら安くなるとか!
なるほど・・・ではホテルチェーン別の予約可能期間や、安くなるタイミングなどを解説しますね!
ホテルの予約はいつからできる?
結論から言うと、ホテルの予約は「〇〇日前からできる」といった決まりはありません。
ただ一般的には、半年〜1年前から予約できるようにしているホテルがほとんどです。
多くのホテルでは、客室の在庫や予約情報を管理するシステムを導入しています。ホテルマンはそのような予約管理システムを使い、日々の業務をこなしています。
予約管理システムでは管理できる範囲が限られており、長くても2年先くらいまでです。
つまり対象期間外の宿泊予約はシステムで管理できないため、予約を受け付けていないのです。
また4〜5年といったあまりに長い期間で予約を受け付けてしまった場合、ホテル側も予約の保証ができません。
もしかしたら経営が行き詰まり、廃業する可能性もありますからね
そういったホテル側の事情もあり、一般的には半年〜1年前で予約を受付けているホテルがほとんどです。
ちなみに自分はホテルマン時代、最大で7年後の予約問い合わせを受けた経験があります(笑)。なぜなら2020年のオリンピック開催地が、東京に決まったから。
2020年の東京オリンピック開催が発表されたのは2013年の9月で、予約の問い合わせがあったのは発表の翌日でした。
さすがに7年後の予約は受け付けていないと、お断りしましたが(笑)。
宿泊予約サイト別の予約可能期間
では、楽天トラベルやじゃらんnetといった宿泊予約サイトでは、何日前から予約できるのでしょうか。
以下はおもな国内宿泊予約サイトで規定されている、予約可能期間です。
宿泊予約サイト | 予約可能期間 |
楽天トラベル | 早い場合は半年以上前 |
じゃらんnet | 会員登録なし→3ヶ月先まで 会員登録あり→3ヶ月以上〜 |
ヤフートラベル | 宿泊日の365日前から |
るるぶトラベル | 宿泊日の186日前から |
一休 | 宿泊日の365日前から |
ただし、上記の設定期間通りに必ず予約できる訳ではありません。
各ホテルで提供される宿泊プランの予約可能な時期は、宿泊予約サイトではなくそれぞれのホテルで独自に決定されています。
通年で予約できる宿泊プランもあれば、期間限定でしか予約できないプランもあります。
また当然ながらホテルに空室がなければ、予約可能期間であっても利用できません。
ホテルの予約が早すぎるとどうなる?
ホテルの予約が早すぎる場合は、予約忘れによるキャンセル料に注意が必要です。
もし予約したのを忘れていて無断キャンセルした場合、ホテルによってはキャンセル料を請求されます。
基本的には、宿泊日の当日であれば100%のキャンセル料を請求されるでしょう。キャンセル料が発生する期間と料金は、各ホテルによって異なります。
また早期割引などの宿泊プランの場合、予約条件が「キャンセル不可」となっていることもよくあります。
たとえば、大手ホテルチェーンのアパホテルでは、オリンピック開催期間はキャンセルによる機会損失を防ぐため、一部のホテルでキャンセル不可プランを販売していました。
まあ実際は東京オリンピックが延期したことで、キャンセル料も無料になりましたけどね
半年や1年先といった長い期間で予約する場合は、予約忘れによるキャンセル料を請求されないようにしましょう。
ホテルの予約は何日前が安いの?
何日前から予約すれば、ホテルに安く泊まれるか気になっている方も多いでしょう。
しかし、ホテルの料金体系の関係上、「何日前に予約すれば安く泊まれる」といったことはありません。
ホテルの料金体系は、「料金変動型(ダイナミックプライシング)」と「料金一律型」の2つに分かれています。
料金一律型のホテルの場合は、基本的にいつ予約しても宿泊代金は変わりません。一方、料金変動型のホテルは、需要と供給に合わせて宿泊料金を調整しています。
つまり連休などの宿泊需要が高い日には宿泊料金が上がり、逆に日曜日といった宿泊需要が低い日には宿泊料金は下がります。
よく「3日前だったから安く予約できた」といった声を聞くことがありますが、これは3日前だから安かった訳ではありません。
3日前がたまたま「宿泊需要が低く空室が多かった」ため、安く予約できただけなのです。
〜3日前に宿泊料金が安くなってしまう例〜
対象日の宿泊料金の初期設定を8,000円に設定→1週間前に客室の5割が埋まった→3日前になっても5割のまま→空室を埋めるために仕方なく7,000円まで下げた
当然ながら客室が順調に埋まっていれば、3日前だろうが前日だろうが安くなることはありません。
むしろホテル側が「料金を安く設定しすぎた」と考え、逆に値上げする場合もあります。
安く泊まりたいのであれば、3日前といった期間で考えるのではなく、ホテルの「早割プラン」等で予約したり、各旅行会社のセールを活用した方が確実です。
この辺りの話については、以下の記事で詳しく解説しています
大手ホテルチェーンはいつから予約できる?
では、実際に大手ホテルチェーンはいつから予約を受け付けているのでしょうか。
おもな国内ホテルチェーン別の、予約開始日は以下の通りです。
ホテルチェーン | 予約開始日 |
アパホテル | 非会員→6ヶ月前 会員→7ヶ月前 上位会員→11ヶ月前 |
ドーミーイン | 最大で1年前 |
リッチモンドホテル | 最大で半年前 会員は1ヶ月早く予約可能 |
スーパーホテル | 当月を含めて6ヶ月前 |
東横イン | 会員→6ヶ月前 非会員→5ヶ月前 |
では、それぞれのホテルを詳しく見ていきましょう。
アパホテルの予約開始日
アパホテルは非会員と会員によって、予約開始日が異なっています。
非会員は最大で6ヶ月前までですが、会員になると7ヶ月前から予約可能です。
さらに会員ステイタスが上がると、最大11ヶ月前から予約できるようになります。
会員ステイタス毎の特典については、公式サイトの会員ページをご参考ください。
ドーミーインの予約開始日
ドーミーインの予約開始日は、最大で1年前から可能です。
ただし、上記はあくまでも公式ホームページ経由での期間です。 それ以降の期間はホテルによって対応が異なるため、直接問い合わせてみましょう。
リッチモンドホテルの予約開始日
リッチモンドホテルは、非会員だと最大で6ヶ月前から予約できます。
会員になると1ヶ月期間が延長され、最大で7ヶ月前から予約可能です。
さらに会員の場合は、会員優先の予約枠も利用できます。具体的には、シングルルームの10%が会員専用枠として提供されるようになります。
スーパーホテルの予約開始日
スーパーホテルの予約開始日は、当月を含めて6ヶ月前からです。
たとえば2023年6月の予約については、2023年の1月から予約できます。
また基本的に毎月1日に予約が開始されますが、具体的な時間は決まっていません。
東横インの予約開始日
東横インの予約開始日は、会員なら6ヶ月前、非会員なら5ヶ月前から予約できます。
東横インの会員特典は8つありますが、中でもオトクなのがシングルルームの無料宿泊券がもらえることです。
10泊するごとに1泊のシングルルーム無料宿泊券がもらえるため、東横インをよく利用するユーザーであれば、ぜひ会員になるのをオススメします。
まとめ
各ホテルチェーン別の予約可能期間や、宿泊料金が安くなるタイミングなどを解説してきました。
最後にもう一度、内容をまとめます。
今回も最後までブログを読んでいただき、ありがとうございます!