ホテルで忘れ物をした時の対応は?【元ホテル支配人が徹底解説】

ホテル
tomoko
tomoko

この前ホテルに泊まった時、ついうっかり部屋に忘れ物をしちゃいました

tomo
tomo

実はtomokoさんのように、ホテルに忘れ物をするお客様は非常に多いんです

tomoko
tomoko

えっ?そうなんですか?

tomo
tomo

今回はそんなtomokoさんのために、ホテルで忘れ物をした時の対処法と、忘れ物をしないためのコツを紹介しますね!

「この記事をオススメする人」

ホテルで忘れ物をした(する)人

「この記事を読んで分かること」

忘れ物をした時の対応と、忘れ物をしないためのポイントが分かります

「結論」

忘れ物をしたら?

・忘れ物が発覚した時点で速やかにホテルへ連絡

・宿泊日時、名前を正確に伝える

・受け取り方法は直接受け取りか着払い

・ホテルから連絡は来ない(貴重品等は除く)

忘れ物をしないためのポイント

・忘れ物で多い物を把握する

・ベッド、バスルーム、コンセント付近を確認する

・部屋のドアノブに注意書きを貼っておく

ホテルで忘れ物をした時の対応とは?

・楽しい旅行が終わり、家に帰って荷物を整理していたら・・・スマホの充電器がないっ!!

旅行が終わり、家に帰ってから忘れ物に気づくというのはよくあることです。

自分は10年以上ホテル業界に携わった人間ですが、こんなに宿泊者の忘れ物が多いとは思いませんでした。

元ホテル支配人の自分が、その経験を元にホテルで忘れ物をした時の正しい対処法を紹介します。

併せて忘れ物をしないためのポイントも紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

まずはホテルに連絡する

まずは忘れ物に気づいた時点で、速やかにホテルに連絡しましょう。

連絡方法は、メールよりも電話がベスト。

メールでも問題ありませんが、ホテルからの返信までに時間がかかるため、確実にレスポンスは悪くなります。

連絡する際は、宿泊日時と氏名をフルネームで伝えましょう。

注意点として、家族などで宿泊した場合は部屋の代表者名で伝えること。

例えば家族4人で宿泊し、旦那さんの名前で予約していたのであれば、旦那さんの名前をフルネームを伝えます。

受け取り方法を決める

忘れ物の受け取り方法は、直接ホテルに取りに行くか、着払いで郵送してもらうかの2択です。

ただし、忘れ物の種類によっては配送できない物があるので注意。

具体的には、クレジットカードやキャッシュカード、再発行が困難な受験票やパスポートなどです。

もっと種類を知りたい方は、下記の「ヤマト宅急便」のサイトを参考にしてみてください。

※参考URL:https://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/customer/send/preparations/inability/

tomoko
tomoko

ちなみに、なぜ着払いなんでしょう?

tomo
tomo

もし元払い(送料ホテル負担)をOKにした場合、わざと荷物を忘れていく人がいるかもしれません・・・

ただし、VIPが泊まるような高級ホテルや、ホテル側の不備が原因で忘れ物が生じた場合などは元払いになることもあります。

見つからない場合は?

ホテルマン
ホテルマン

申し訳ございません、あいにく当館ではお忘れ物が確認できませんでした

このように、ホテル側で荷物が確認できないケースもあります。

その場合、まずは本当にホテルで忘れ物したかを再確認してください。

また、ホテルスタッフが忘れ物を見落とすケースも考えられます。

部屋に忘れ物をしたのであれば、部屋のどの辺りに忘れ物をしたかまで正確に伝えましょう。

部屋の清掃時に、忘れ物がベッド下などに落ちたりすることはよくあります。

ホテル側が探しやすいように、できるだけ多くの情報を伝えましょう。

tomo
tomo

まれに忘れ物が見つからないことに腹を立て、ホテルスタッフが盗んだのではないかと疑う方もいます(泣)

tomoko
tomoko

その場合はどうするんですか?

tomo
tomo

ホテル側はベッドリネンの巻き込みや清掃スタッフへのヒアリングなど、あらゆる可能性を考慮して、全力で忘れ物を探します

tomoko
tomoko

忘れ物を見つけたい気持ちは、ホテル側も同じということですね

それでも見つからず、宿泊者がホテル側の盗難を疑っているのであれば、宿泊者自ら警察に相談するしかありません。

宿泊者は、忘れ物が見つからずに残念な思いをするでしょう。

それと同様に、ホテル側はお客様の力になれず申し訳ない思いをしているのです。

忘れ物が見つからないということは、宿泊者とホテル側の双方にとって不幸なケースといえるでしょう。

ホテルから連絡が来ない理由

ホテルに忘れ物をしても、基本的にホテル側から連絡が来ることはありません。

理由はホテルによって異なりますが、具体的には下記が該当します。

・携帯番号ではない場合、お客様のプライバシーに関わるため

・食べ物や飲み物などは、場合によっては「ゴミ」に該当されるため

・財布などの「貴重品」以外は連絡しない

このように、ホテルによって連絡しない理由はさまざまです。

いずれにしても、忘れ物をしたらこちらから連絡した方が確実でしょう。

tomo
tomo

ちなみに連絡先の番号は携帯電話にしておきましょう!

財布などの貴重品を忘れた場合、ホテル側から連絡してくれることがあります!

tomko
tomko

自宅や会社の電話番号だと、プライバシーに関わるから連絡できないんですね!

忘れ物はいつまで保管されている?

ホテル側が忘れ物を保管する期限は、遺失物法に則り3ヶ月が原則です。

3ヶ月経過した忘れ物は、警察に遺失物として届けられます。

ただし、貴重品は3ヶ月以内でも警察に届けることがあるので注意。

tomoko
tomoko

次に宿泊する時に受け取るのはダメですか?

tomo
tomo

ホテルによってはOKする所もありますが、その場合は3ヶ月以内に予約が入っているなどの条件付きが多いです

宿泊予定が確実ではない場合、ホテル側も判断に困ります。

もし3ヶ月以内に宿泊しないのであれば、一旦忘れ物を受け取りましょう。

よくある忘れ物は?

ここからは、元ホテル支配人である自分の経験を元に、ホテルでよくある忘れ物を3つ紹介します。

ホテルでは毎日さまざまな忘れ物が出ますが、その多くはこれから紹介する物であることがほとんどです。

ホテルで忘れ物をよくするという人は、ぜひ参考にしてみてください。

よくある忘れ物①充電器

ホテルで業界10年以上の自分の経験上、スマホ、PC、ゲーム機などの充電器は、忘れ物ランキングの1位です。

ホテル側も充電器の忘れ物には慣れているので、清掃時にコンセント付近は必ずチェックしています。

移動中に充電することは少ないため、帰宅時にスマホを充電しようとして忘れたことに気づくパターンが多いでしょう。

よくある忘れ物②傘

JRの忘れ物でも多いと言われる傘ですが、ホテルにおいても忘れ物の常連です。

・旅行中に傘を購入した

・昨日までは雨だったが、チェックアウト時には晴れている

このようなケースは特に要注意。

基本的に折りたたみ傘ではない場合、傘はキャリーケースやリュックなどには入れません。

傘だけ別に持つ必要があるため、ついうっかり忘れてしまいがちになります。

よくある忘れ物③洗面用具・化粧品

コンタクトの洗浄液、化粧品、電気シェーバーなどの洗面用具も忘れ物で多いです。

コンタクトの洗浄液や電気シェーバーなどを移動中に使うことはないでしょう。

帰宅して荷物を整理している時などに、うっかりホテルに忘れたことに気づくのです。

洗面用具や化粧品はチェックアウト当日の朝に使うことが多く、バスルームなどに忘れがちになります。

よくある忘れ物④おみやげ品

意外多いのが、旅行先で購入したおみやげ品。

せっかく旅先買ったおみやげ品が、客室の冷蔵庫内で発見されるということもよくあります。

また、おみやげ品は食品であることが多いため、衛生上の観点からホテル側で処分されることも。

愛娘
愛娘

パパおかえりー!!

もみじまんじゅう、買ってきてくれた??

うっかりパパ
うっかりパパ

もちろん買ってきたぞ〜!

・・・って、ホテルに忘れてきた〜!!

こんなことになれば、パパの評価はガタ落ちですね。

お子さんを悲しませないためにも、おみやげ品は忘れたくないものです。

忘れ物をしないためのポイント3つ

ここまでの内容を踏まえて、実際に忘れ物をしないためのポイントを3つ紹介します。

3つのポイントを意識することで、忘れ物をする可能性を大幅に減らせますよ。

ホテルでよく忘れ物をする方は、ぜひ意識してみてください。

ポイント①忘れ物になりやすい物を把握する

忘れ物になりやすいものを把握することは重要です。

なぜなら、把握することで以下のような意識が働くから。

・充電器は忘れやすいから、見えやすい位置のコンセントにセットしよう

・電気シェーバーは忘れやすいから、朝使ったらすぐにしまえるようにしておこう

・傘は忘れやすいから、ドアノブにかけておこう

上記のような意識があるのとないのでは、忘れ物をする可能性が大きく変わるでしょう。

そもそも忘れ物になりやすい物を把握していなければ、意識自体が働きませんよね。

ポイント②チェックアウト時は、バスルーム、コンセント、ベッドを確認する

チェックアウト時は、必ず「バスルーム」「コンセント」「ベッド」を確認してから部屋を出るようにしましょう。

理由は以下の通り。

・バスルーム→洗面用具や化粧品を忘れがち

・コンセント→充電器を忘れがち

・ベッド→洋服、タオル、ハンカチなどがベッドリネンに巻き込まれがち

特にベッドの上にハンカチなどを忘れた場合、清掃スタッフが見落としたままリネン回収業者に運ばれてしまうケースがあります。

上記3ヵ所は忘れ物が発見される場所の上位です。

見落とさないように注意しましょう。

ポイント③ドアの内側に注意書きを貼る

上記2つを意識しても忘れ物をしてしまうという方は、このポイント③を実施しましょう。

ズバリ、ホテルの部屋に入室したら、部屋にあるメモ帳に「忘れ物チェック!!」などと書き、ドアの内側に貼るのです。

DDカード(Do not disturbの略で、起こさないでくださいなどと書かれたカード)のマグネットなどを利用して貼ると良いでしょう。

部屋を出る時は嫌でもメモが目につくため、忘れようがありません。

tomo
tomo

ちなみに自分は小学生時代から『宿題のプリント』などと書いたメモを玄関に貼ったりしていました!

tomoko
tomoko

分かります!アナログだけど、確実に効果がありますよね!

まとめ

ここまで、ホテルで忘れ物をした時の対応と、忘れ物をしないためのポイントを紹介してきました。

最後にもう一度、内容をまとめます。

「忘れ物をした時の対応」

・忘れ物が発覚した時点で速やかにホテルへ連絡

・宿泊日時、名前を正確に伝える

・受け取り方法は直接受け取りか着払い

・基本的にホテルから連絡は来ない(貴重品等は除く)

「忘れ物をしないためのポイント3つ」

・ポイント①忘れ物になりやすい物を把握する

・ポイント②チェックアウト時は、バスルーム、コンセント、ベッドを確認する

・ポイント③ドアの内側に注意書きを貼る

・ポイント③ドアの内側に注意書きを貼る

tomoko
tomoko

ホテルで忘れ物をした時の対処法と、忘れ物をしないポイントなどがよく分かりました!

tomo
tomo

忘れ物は宿泊客にとってもホテルにとってもマイナスにしかなりません・・・

ぜひ今回のブログを参考に、忘れ物ゼロを目指しましょう!